Collections作品紹介
Artist 作家名 |
Suzuki Nanrei(Painting) Okubo Shibutsu(inscription on a painting) 画:鈴木南嶺、賛:大窪詩仏 |
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Material 手法 |
Paint on Silk 絹本・彩色 |
Dimensions 寸法 |
本紙44.8×55.0㎝(Image) 総丈140.0×66.0㎝(Mount) |
Caption 備考 |
・サイン「南嶺紀順」、印「紀順」「子信」 ・サイン「詩佛題」、印「詩佛老人」 」 【賛】 縦横自在 鳳翔龍躍 老媼不知 後口驚愕 ※ 縦横自在・・・自分の心のままに行なうこと。 鳳翔龍躍・・・龍が踊り、鳳凰が跳ねる。 老媼・・・年老いた女。老女。 後口驚愕・・・後で大きな驚き。 【作品解説】 本作の画題「王義之書扇図」は、中国・東晋時代の書家・中国第一の書聖と尊敬されている人物「王羲之」の人となりを表す故事の一つを描いています。 【内容】 あるところで老婆が扇(六角うちわ)を売っているのを見て、 気の向くままにその扇を手にとって字を書いてしまいました。 怒った老婆に対し、彼は、「これは王羲之が書いたのだといって一本百銭で売れ」と言いました。 老婆が言われた通りにすると、うちわは飛ぶように売れてしまったのです。 そこで老婆は、彼にまた書いてくれとうちわをたくさん持ってきます。 しかし、今度は笑って取り合わなかったのです。 |
Period 製作年 |
江戸時代後期 |
Condition 状態 |
表具虫食い、折れ、シミが御座います。 |
Accessory 付属品 |
Box included 時代箱 軸先材質:骨 |
Biography 略歴 |
【鈴木南嶺(1775~1844)】 江戸時代後期の画家。 安永4年生まれ。江戸の人。 渡辺南岳らにまなび、江戸円山派の画家として活躍。 のち丹後(京都府)田辺藩主牧野家につかえた。 天保15年10月12日死去。70歳。 名は順。字は子信。通称は猪三郎。別号に観水軒。 【大窪詩仏(1767~1837)】 茨城県に生まれた漢詩人。 江戸において山本北山、市河寛斎について漢詩を学んだ。 のちに柏木如亭と二痩詩社を開いた。 市河寛斎・柏木如亭・菊池五山と共に江戸の四詩家と称され、諸州を巡って頼山陽を訪ねる。 また草書・墨竹画を能くし、谷文晁と交わる。江戸詩壇の中心人物となった。 |