Collections作品紹介
手法 | 紙本・彩色 | 状態 | 折れ、欠損箇所補修あり。 |
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寸法 | 本紙33.7×77.5㎝ 総丈110.0×83.2㎝ |
備考 |
【解説】 中世文学の中で一躍人気を博した英雄「源頼光(みなもとのらいこう)」他、勇敢な四天王が貴族の娘を略奪する極悪非道の鬼・「酒呑童子」に対し、酒を飲ませて成敗する物語を描く。 画面左にひと際大きく描かれているのが、鬼の頭領・酒呑童子。 酒呑童子は、その名の通り酒好きで、多くの鬼共を部下に従えていた。 頼光は、渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光の四人、それに藤原保昌らと共に、 怪しまれないよう山伏姿に身を変え、童子の館へと辿り着く。 「一夜の宿をとらせてほしい」と頼む一行。 すると、警戒した家来の鬼共に取り囲まれてしまうがさて酒呑童子はどう出る・・・!? といった場面だろうか。 それぞれの表情が非常に豊かに描かれている。 頭領の判断を仰ごうと見上げる気弱そうな鬼がいる一方、 後ろでは頼光達を威嚇しているのだろうか。 頼光一行は、鬼達に怪しまれないよう不敵な笑顔である。 画面からガヤガヤと大声が聞こえてきそうで面白い。 |
製作年 | 室町~江戸初期頃 |
状態 | 本紙欠損箇所補修あり。本紙には経年の傷みがございますが、表装は綺麗な状態です。 |
付属品 | 箱付 |
略歴 |