Collections作品紹介
作家名 | 大田垣蓮月 Otagaki Rengetsu |
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手法 | 紙本・墨 |
寸法 | 本紙29.2×45.8㎝ 総丈121.0×48.2㎝ |
備考 | 賛:「くみあけて世にこそめつれ山ふきの花のかふかきうちのかは水」 (くみあげて 世にこそ愛づれ 山吹の 花の香ふかき 宇治の川水) ※蓮月歌集『海人の刈藻』雑部掲載歌 春に鮮やかな山吹の香りが漂う宇治を詠んだもの。 ・サイン「蓮月七十五才」 |
製作年 | 1866年 |
状態 | 少々薄いシミがございます。 |
付属品 | 神光院一水極め箱 箱蓋「昭和13年戌寅首夏於洛北神光院緑陰窓下 老住一水書」 ※神光院一水老師 蓮月が晩年を過ごした茶室「蓮月庵」のある神光院の住職。 蓮月の作品に関しての鑑定で名高い。 |
略歴 | 【大田垣蓮月(1791~1875)】 江戸時代後期の尼僧・歌人・陶芸家・女流歌人。 俗名は誠。菩薩尼、陰徳尼とも称した。 一説に父は伊賀上野藩主藤堂氏、大田垣光古の養女。 名は誠、蓮月は号。歌道を千種有功に学び武芸にも長じる。 夫と死別後、神光院月心の門に入り、尼となる。 小沢蘆庵・六人部是香に私淑し、若き富岡鉄斎を薫陶して頼三樹三郎・梁川星巌・梅田雲浜らと親交する。 また手捏ねの茶器に自詠の歌を彫りつけた蓮月焼と称される陶器を作る。明治8年(1875)歿、85才。 |