Collections作品紹介
作家名 | 中野其玉 Nakano Kigyoku |
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手法 | 絹本・彩色 |
寸法 | 本紙115.0×48.4㎝ 総丈191.0×60.2㎝ |
備考 | ・サイン「其玉謹冩」 ■解説 難波の高津宮の楼上に登った仁徳天皇が、眼下の民家から立ち上がる竈(かまど)の煙に、施策の成果と民の安寧を見て喜び詠歌した聖帝伝説にちなんだ画題。 江戸琳派の祖、酒井抱一にもこの画題を描いた数例の作品が知られ、粉本(下絵)も伝わる。 幕末に広く求められた画題とされ、江戸琳派ならではの図様継承の程が知られる。 ※『酒井抱一と江戸琳派の全貌』展図録掲載作品№139解説より一部抜粋。 |
製作年 | 明治期 |
状態 | 虫食い箇所、うすいシミがございます。 |
付属品 | 時代箱(箱側面に弱りあり) |
略歴 | 【中野其玉(1868~1912)】 琳派の絵師。 父は日本画家で鈴木其一の弟子・中野其明で其玉は其一の孫弟子にあたり「其一→其明→其玉」と続く其一一派。 画法を父に学ぶ。明治年間(1868~1912)の人。 酒井抱一の『鶯邨画譜』を継受した「其玉画譜」は浅草の浮世絵商である小林文七の編集で発行された色刷りの版本で全21図を収める。 |