新古美術 朝比奈

新古美術 朝比奈

Collections作品紹介

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Dragon flying over Mount Fuji
富士越龍図

Artist
作家名
Kamata Gansho
鎌田巌松
Material
手法
Ink on Silk
絹本・墨
Dimensions
寸法
本紙99.6×35.8㎝(Image)
総丈188.0×49.2㎝(Mount)
Caption
備考
・サイン「巌松」、印「趣在山ヵ霞渓石間」
【作品解説】】
雄大な富士峰を超えて、黒煙を纏った龍が天に飛翔していく図柄。 富士山と龍を描くことは、富士=不時、龍=断つという音通から、「不時を断つ」、 すなわち不幸を断つという意味が込められた吉祥画題とされ、江戸時代を通じて描かれる人気の画題でした。
天を真っ直ぐに睨む龍の気迫を感じる優品です。

【同画題の作例】
・狩野探幽《富士に龍図》(慶瑞寺)
・伝狩野安信《富士越龍之図》(群馬県立近代美術館)
・狩野芳崖《富士越龍図》
・葛飾北斎《富士越龍図》
等々
Period
製作年
江戸時代後期
Condition
状態
シミ、軸上下折れあり
Accessory
付属品
Box included
無地箱
※蓋一部欠損あり
Biography
略歴
【鎌田巌松(1798~1859)】
江戸時代後期の画家。
寛政10年生まれ。大坂の人。森狙仙にまなんで動物を描く。
のち中井藍江に師事して人物・山水・花鳥画にすぐれた。
安政6年7月28日死去。62歳。名は実。字は子秀。通称は一蔵。別号に秀一。

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