Collections作品紹介
Artist 作家名 |
Yoshimura Houryu 吉村鳳柳 |
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Material 手法 |
Paint on Silk 絹本・彩色 |
Dimensions 寸法 |
本紙118.0×16.0㎝(Image) 総丈194.5×23.8㎝(Mount) |
Caption 備考 |
・サイン「應需 鳳柳」、印「鳳柳之印」「畫禅閣」 【作品解説】 まるで少し開いた扉から虎が覗いているようなユニークな構図の作品。 この細長~い構図、何処かで見覚えが無いでしょうか? そう、円山応挙「猛虎図」(大英博物館所蔵)と同じ構図です。 「構図・頭の傾け方・尻尾位置・縞模様」まで酷似していることから、 動物画を能くし、円山派の重鎮として活躍した鳳柳の応挙へのオマージュ作品かもしれません。 応挙作品は大英博物館納入以前は、京都の織物商であり収集家の中村半兵衛(雁金屋半兵衛)氏のコレクションだったそうで、氏のコレクションは1915~1916年と1922年に数回にわたって販売された事がわかっています。 本作の製作年である1916年と原作の流出時期が合致するのも何か縁がありそうに思えてなりません。 |
Period 製作年 |
大正五(1916年)丙辰夏日 |
Condition 状態 |
表具シミ、軸先擦れ。 |
Accessory 付属品 |
Box included 共箱、軸先材質:漆 |
Biography 略歴 |
【吉村鳳柳(1874~歿年未詳)】 日本画家。明治7年(1874)大阪生。 名は久吉。森二鳳に師事。 動物画を能くし、円山派の重鎮として活躍。 昭和11年(1936)存、歿年未詳。 Japanese painter. Born in 1874 in Osaka. His name is Hisakichi久吉. Studied under Mori Jiho森二鳳. He excelled in animal paintings and was a leading figure of the Maruyama school. He died in 1936. |