Collections作品紹介
Artist 作家名 |
Sengai Gibon 仙厓義梵 |
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Material 手法 |
Ink on Paper 紙本・墨 |
Dimensions 寸法 |
本紙 108.0×29.5㎝(Image) 総丈186.5×38.3㎝(Mount) |
Caption 備考 |
・「文政甲申孟春二日試毫於、虚白院/ 扶桑最初禅窟梵仙厓欽拝薫香/ 田ヵ松浦石墨■浦艸葦」 ・印「仙厓」 (賛) 菩薩清涼月(菩薩は清涼の月) 遊於畢竟空(畢竟空に遊ぶ) 衆生心水浄(衆生心水浄ければ) 菩提影現中(菩提の影中に現ず) (意味) 仏様のような清らかな月は、行きつくところ、天空に現れる。 人々の心の水が澄んでいれば、月の光がその中に映し出される。 The moon, pure like Buddha, appears in the sky. If the waters of people's hearts are clear, the light of the moon will be reflected in them. ※虚白院・・・仙厓和尚が余生を過ごした幻住庵敷地内の場所。 ※艸葦・・・草葦を用いて描いたという意味。筆や墨、硯など仙厓は文房具にもこだわりがあった。 観音図は布袋と並び仙厓の画賛類でも多く制作されている。 幼くして別れた母への思慕からか慈悲深く優しい面持ちに表現された像は 仙厓作品群の中で特別な存在を占めている。 This image of Kannon is one of Sengai's most popular works, along with Hotei's works. This image is expressed with a compassionate and gentle face, perhaps because of his longing for his mother who parted from him when he was young. It has a special place in Sengai's works. |
Period 製作年 |
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Condition 状態 |
折れ、擦れが御座います。 There are folds and scuffs. |
Accessory 付属品 |
箱付 With box |
Biography 略歴 |
【仙厓義梵(1750~1837)】 江戸時代後期の臨済宗禅僧。美濃国(岐阜)生。 宝暦10年(1760)に美濃清泰寺の僧侶となり、明和5年(1768)に武蔵東輝庵の月船禅彗(1702~1781)のもとで修行をはじめる。 のち、寛政元年(1789)から文化8年(1811)に筑前博多聖福寺の第123世住持として23年間をすごす。 仙厓の絵は生前から人気があり、88歳の生涯を閉じるまで、詩書画三昧の生活に入り、多くの絵画を遺した。 自由闊達でユーモラスな絵画を多数描き、その画境そのままの人柄で博多の人々に敬愛された。 |