Collections作品紹介
作家名 | ガレ Galle |
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手法 | 三層酸化腐蝕彫 三色のガラスで三層の被せガラスの土台を作り、フッ化水素と硫酸の混合液でガラス表面を立体的に腐蝕させることで文様を彫り出す技法。 |
寸法 | 高さ28.0×14.5㎝ |
備考 | ガレは、ナンシーに近い工房の本拠地フランス・ロレーヌ地方で現地に自生する植物や風景を作品に描いている。 本作のモティーフも、ナンシー地方に栽培される花の可憐な草姿を表現している。 ・エッチング陽刻でサイン「galle」 |
製作年 | 1910年頃 第二工房期 |
状態 | |
付属品 | 布たとう箱、東急百貨店本店美術資料 |
略歴 | 【エミール・ガレ(1846~1904)】 フランス・ナンシー出身のアール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家。 父は製陶工房主。 古典学、哲学、植物学等を学び、マイセンタールのブルグン・シュブエレル工房で本格的なガラス技術を学んだ後、父の工房に入る。 1878・1889・1900年の3回のパリ万国博で成功を収め、アール・ヌーヴォー・ナンシー派の中心的指導者として活躍。 1904年に白血病で亡くなった後、工房は、夫人のアンリエットによって経営を続けられ(第二工房期)、1914年~18年の第一次世界大戦中に一時製造を中止。 1918年には娘婿のポール・ペルドリーゼによって製造を再開(第三工房期)したが、1931年に会社は解散。工場の敷地は売却された。 |