新古美術 朝比奈

新古美術 朝比奈

Collections作品紹介

※クリックで拡大画像がご覧いただけます(↓)

瀧下藤花之歌

作家名 遍澄
Hencho
手法 紙本・墨
寸法 本紙15.8×16.8㎝、総丈125.0×26.8㎝
備考 ・サイン「瀧下藤花 遍澄」
・ぬれぬとも手折てゆかん藤波の瀧の河内の岩はしるかな
製作年
状態 折れ、シミ、本紙浮きがございます。
付属品 渡辺秀英識箱
略歴 【遍澄(1802~1876)】】
享和 2 年(1802)三島和島村島崎(現長岡市)の鍛冶屋甚五衛門の長男に生まれた、良寛の法弟。
25 歳で剃髪して同村の能登屋木村家の裏庭の小舎に良寛を訪ね、教えを受けながらよく仕える。
良寛は終生のうち弟子にしたのは歌の愛弟子である貞 心尼と遍澄の二人だけである。
天保 2 年(1831)74 歳の良寛は遍澄の膝にもたれてなくなったと伝えられる。
後に遍澄は地蔵堂本町の至誠庵に住み、富取芳斎に絵を学び芝田と号し、琢山、翠蔭 とも号した。
晩年に失明し島崎に帰り、75 歳で没した。良寛の詩の最初の蒐集家。
生年月日 不詳。明治 9 年(1876)9 月 13 日没 75 歳。
【渡辺秀英(翠舟)】
明治34年新潟市西区内野町に生まれる。昭和5年新潟師範学校卒。
県立新潟高校教諭・新潟大学講師などを経て、良寛や会津八一の研究に専念。

<< 前のページに戻る