新古美術 朝比奈

新古美術 朝比奈

Collections作品紹介

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月画賛

作家名 観世元章
手法 紙本・墨
寸法 本紙22.4×52.2㎝、総丈133.5×66.0㎝
備考 ・関防印「心外無別法」、サイン「観世大夫元章」、印「眞観」「元章」
・賛「わが心慰めかねつ更級や姨捨山(をばすてやま)に照る月を見て」
※出典『古今和歌集/大和物語一五六段』
※姨捨山:正名は冠着山(かむりきやま)。月の名所として知られる。
[訳]
更級にある、月で有名な姨捨山に照る月を見ても私の心を慰めることはできなかった。
信濃の国(長野県)の姨捨山は、月の名所として名高い。
名所の月を見て、沈んだ心を少しでも慰めようとしたのだろう。
更級方面を旅した者の、旅の感傷を詠んだ歌と思われる。

製作年
状態 擦れがございます。
付属品 二重箱
略歴 【観世元章(1722~1774)】
江戸時代中期のシテ方観世流能楽師。観世流十五世宗家。観世左近と称する。
宗家14世織部清親の子。初名清温、通称は三十郎・左近。
数多くの小書演出、明和改正謡本、新作能「梅」を作り、前代未聞の十五日間におよぶ勧進能を興行するなど、歴代大夫の中でも多くの業績を残し、観世流中興の祖ともいえる。
国学を好んで、考証を好み、田安宗武・加藤枝直・賀茂真淵の助力を得て、『明和改正謡本』を刊行した。
安永3年(1774)歿、53才。



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