新古美術 朝比奈

新古美術 朝比奈

Collections作品紹介

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香魚図(鮎図)

作家名 高田敬輔
Takada Keiho
手法 紙本・墨
寸法 本紙25.2×55.6㎝
総丈107.0×57.0㎝
備考 サイン「敬輔」、印「竹隠敬輔」
製作年 江戸中期
状態 折れ、表装に傷みがございます。
付属品 箱付
略歴 【高田敬輔(1674~1755)】
近江国日野(滋賀県)に生まれる。
名は隆久、通称は徳右衛門。別号に眉間毫翁、竹隠斎など。 京狩野の4代目狩野永敬、後に画僧・明誉古カンのもとに学ぶ。
京狩野派の画法に雪舟様の画法を取り入れ、道釈人物画や、写実的な画題の水墨画、仏画などを描き、中でも「鮎」の絵を得意としたことで知られている。
師の永敬と共に仁和寺法親王の御所(御室御所)に出入りし、従八位上豊前大目の官位と藤原姓を賜る。
享保20年(1735年)62歳で法橋、69歳で法眼に任ぜられ、以後「高田法眼」と称した。
晩年は一時期江戸の神田に滞在し、8代将軍徳川吉宗にも拝謁して絵を献上、最晩年には故郷であう日野で過ごした。
弟子の中には曽我蕭白、月岡雪鼎、近江・日野商人で絵師の島崎雲圃とその弟子・小泉斐ら当時を代表する著名な画家が敬輔に学んでいる。

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